etcd のスナップショットについて
etcd のスナップショット取得方法を説明します。
クラスターに構築したワークロードやネームスペースなど、クラスターが保持している全ての情報を保管し、問題が発生した際には復旧できるようにするための機能として、etcd スナップショット機能があります。
etcd スナップショットは、特定のタイミングで手動で取得する「ワンタイムスナップショット」と、任意の間隔で自動で取得する「自動スナップショット」があります。
いずれの場合も、スナップショットを指定して復元が可能です。
デフォルトでは、クラスターを構成するノード(etcd
の Role を持つノード)のローカルフォルダに保存されます。
スナップショット保存先は GCS や S3 互換ストレージに変更することも可能です。
ワンタイムスナップショット
ワンタイムスナップショットは、特定のタイミングで取得しておきたい場合に用います。
- 「Cluster 管理」を選択します。

- スナップショットを取得したいクラスターの名前を選択します。
- 「Snapshots」を選択すると、取得したスナップショットの一覧を閲覧できます。「今すぐスナップショット」をクリックすることで、新たなスナップショットを作成できます。

自動スナップショット
デフォルトでは、自動スナップショットは有効になっています。
クラスターを作成時またはクラスターの編集から取得スケジュールと保存件数を設定することができます。
- 「Cluster 管理」から「設定を編集」を選択します。

- Cluster 設定「etcd」の Automatic Snapshots「Cron スケジュール」および「保存件数」を設定します。

設定した保存件数を超えると、もっとも古いスナップショットから削除されます。
保管したスナップショットの復元
保管されているスナップショットを使って、スナップショット取得時の状態を復元することができます。
- スナップショットの一覧から、復元したい時点のスナップショットの右側のメニューの「Restore」を選択する。

- 任意の Restore Type を選択し、「復元」を選択する。
