ロードバランサーでILBのオートスケールプランニングを設定する
ロードバランサーから ILB のオートスケールプランニングを設定する方法を説明します。
オートスケールプランニングの設定は、アノテーションを使用して設定を行います。
オートスケールプランニングの設定について
- 開発用プランから、スタンダードプランへの変更は可能です
- ただし、スタンダードプランから、開発用プランへの変更はできません
- スタンダードプランでの設定後、
ilb.idcfcloud.com/auto-scale-planning-developer-mode
をtrue
に設定するとエラーが発生しますのでご注意ください
- スタンダードプランでの設定後、
- オートスケールプランニングのデフォルトの台数は最小台数が
2
で、最大台数が8
となります- 上記のアノテーションを指定しない場合は、デフォルトの最小、最大台数が設定されます
- 指定範囲外の値を設定するとエラーが発生しますのでご注意ください
オートスケールプランニング台数の設定
クラスターダッシュボードの左メニューから「サービスディスカバリ」を選択し、「Services」を選択します。
「Services」ページ右上にある「作成」を押します。
「作成」から、「Load Balancer」を選択します。
「ラベル・アノテーション」を選択すると、下図のような設定画面が表示されます。
- キーとバリューにオートスケールプランニングで必要な設定項目を追加します
- ロードバランサーでILBを使用する場合は、必ず以下のアノテーションを付与する必要があります
loadbalancer.idcfcloud.com/loadbalancer-class: "ilb"
キー | バリュー |
---|---|
ilb.idcfcloud.com/auto-scale-planning-min | 2 ~ 8 |
ilb.idcfcloud.com/auto-scale-planning-max | 2 ~ 8 |
上記のアノテーションを設定しない場合は、デフォルト値として最小値が
2
、最大値が8
として設定されます開発用プランの有効化
- 開発用プランを使用する場合は、以下の設定項目をキーとバリューに設定してください
キー | バリュー |
---|---|
ilb.idcfcloud.com/auto-scale-planning-developer-mode | true |
- 開発用プランを使用すると、オートスケールプランニングの台数は
1
に固定化されます - 開発用プランを使用中のときは、以下のアノテーションの設定は反映されませんのでご注意ください
ilb.idcfcloud.com/auto-scale-planning-min
ilb.idcfcloud.com/auto-scale-planning-max
また、開発用プランから、スタンダードプランへ変更される場合は、バリューをfalse
にしてください
YAMLファイルからの設定
- Service の YAML ファイルからオートスケールプランニングを設定する場合は以下のように記述します
kind: Service
apiVersion: v1
metadata:
name: nginx-ilb
annotations:
loadbalancer.idcfcloud.com/loadbalancer-class: "ilb"
ilb.idcfcloud.com/auto-scale-planning-min: "3"
ilb.idcfcloud.com/auto-scale-planning-max: "5"
spec:
type: LoadBalancer
selector:
app: nginx-ilb
ports:
- name: http
protocol: TCP
port: 80
targetPort: 80
- また、Service の YAML ファイルから開発用プランを有効化する場合は以下のように記述します
kind: Service
apiVersion: v1
metadata:
name: nginx-ilb
annotations:
loadbalancer.idcfcloud.com/loadbalancer-class: "ilb"
ilb.idcfcloud.com/auto-scale-planning-developer-mode: "true"
spec:
type: LoadBalancer
selector:
app: nginx-ilb
ports:
- name: http
protocol: TCP
port: 80
targetPort: 80